中学生でもわかるLINEスタンプの作り方と販売までのやさしいガイド
LINEスタンプは、自分で描いたキャラクターやスマホで撮った写真をスタンプにして、たくさんの人と共有できる人気のコンテンツです。学校の友達や家族との会話をもっと楽しくしたり、自分だけのオリジナルキャラを広めたりと、活用方法はさまざま。この記事では、スマホやパソコンを使ったスタンプの作り方から、販売の申請方法、そしてちょっとしたコツまで、高校生にもわかりやすく丁寧に解説します。
スタンプ作成に必要なもの
LINEスタンプを作るには、まず準備が必要です。以下の道具やアカウントがそろっていれば、すぐに始められます。
- LINEアカウント:スタンプを販売する「LINE Creators Market」にログインするために必要です。スマホで普段使っているLINEのアカウントでOKです。
- スタンプ作成用ツール:以下のどちらかを使ってスタンプを作成します。
- スマホ用:「LINEスタンプメーカー」という無料アプリ。初心者でもすぐ使いこなせる設計で、手軽に始められます。
- パソコン用:PhotoshopやCLIP STUDIOなどのイラストソフト。絵をしっかり描きたい人向けで、自由度が高いです。
- スタンプの個数:スタンプは1セット8個から最大40個まで作ることができます。まずは8個から始めるのがオススメです。
スタンプ画像のサイズとルール
スタンプを作るときは、画像のサイズや形式にいくつかルールがあります。以下のポイントを押さえておくと、スムーズに審査に通ります。
- メイン画像:240×240ピクセル。スタンプセットのアイコンとして表示されます。
- スタンプ画像:最大370×320ピクセルまで。背景は透明にするのが基本です。
- トークタブ画像:96×74ピクセル。トーク画面のスタンプ一覧で表示される小さな画像です。
- 画像形式:PNG形式を使用します。カラーモードはRGB、解像度は72dpi以上に設定しましょう。
- 余白(マージン):イラストのまわりには約10ピクセルの余白を入れる必要があります。これは表示が見やすくなるためです。
- ファイルサイズ:1つの画像は1MB以下に収める必要があります。ファイルが大きすぎるとアップロード時にエラーになる場合があります。
スマホでスタンプを作る方法(初心者向け)
スマホを使えば、アプリで簡単にスタンプが作れます。初心者の方や絵が苦手な方でも、写真を使ったスタンプならすぐに完成できます。
- スマホに「LINEスタンプメーカー」をインストールします(App StoreやGoogle Playから)
- アプリを開いて、「スタンプ」メニューから「+」をタップして新しいスタンプセットを作ります
- スマホ内の写真や画像を選び、切り抜き作業を行います。自動切り抜き、手動切り抜きなどが選べます。
- 画像のサイズや角度を調整し、文字やデコレーション(スタンプっぽい飾り)を追加して仕上げます
- 最低8個以上スタンプを作り、タイトルや説明文を入力したら、販売用に審査を申請します
スタンプ作りのコツは、日常で使いやすい言葉や表情を入れることです。「了解!」「ありがとう!」「今向かってる!」など、よく使うフレーズが人気です。
パソコンでスタンプを作る方法(本格派向け)
パソコンを使うと、絵を描く自由度が一気に広がります。ペンタブレットやイラストソフトを使って、完全オリジナルのキャラスタンプを作りたい人におすすめです。
- まず、LINE Creators Market(https://creator.line.me/)にアクセスし、LINEアカウントでログインします
- PhotoshopやCLIP STUDIOなどのソフトでスタンプ画像を作成します。サイズや形式は上記のルールに従います
- サイト内で「新規登録」→「スタンプ」を選択して、新しいスタンプセットの情報(タイトル、説明文など)を入力します
- 作成した画像を順番にアップロードし、すべてそろったら「審査リクエスト」を送信します
審査には通常1〜3営業日ほどかかります。審査に通れば、LINE STOREやスタンプショップで公開され、だれでも購入できるようになります。
よくある失敗と対策
LINEスタンプを作る際に、初心者がつまずきやすいポイントもあります。ここでは、実際によくある失敗と、その対策を紹介します。
画像の容量オーバー
作成したスタンプ画像のファイルサイズが1MBを超えてしまうと、アップロードすることができません。特に、写真や色数の多いイラストは容量が大きくなりがちです。その場合は、画像をPNG-8形式に変換したり、解像度を下げることで容量を軽くすることができます。また、画像圧縮ツール(TinyPNGなど)を使うのも効果的です。
画像サイズの規定違反
スタンプ画像やメイン画像が、指定されたサイズを少しでも超えたり不足していたりすると、画像がアップロードできません。LINE Creators Marketでは、サイズが正しくない画像はそもそも添付できない仕様になっています。作成時には、各画像サイズ(例:スタンプ画像は最大370×320pxなど)をあらかじめ確認しておき、テンプレートに沿って作成するのがおすすめです。
画像編集ソフトに不慣れな場合は、最初にLINE公式のテンプレートをダウンロードして、そのサイズに合わせて作業することでミスを防げます。
このようなトラブルを事前に知っておくことで、作業効率が上がり、スムーズに販売までたどりつけます。
まとめ
このように、LINEスタンプはスマホでもパソコンでも、誰でも簡単に作ることができます。少しの工夫で、あなたのスタンプがたくさんの人に使われるかもしれません。自分のセンスや好きなキャラクターをスタンプにして、楽しくクリエイティブな活動を始めてみましょう!
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